6月12日火曜日は、最高気温31℃の真夏日でした。今日は子どもさん達も楽しみにしていた園外保育です。行き先はくたに幼稚園からも近い、とべ動物園です。5月30日に植えた、紅あずまサツマイモも、とべ動物園のぞうにあげるために植えたため、子どもさんもぞうに会えるのを楽しみにしていました。赤ちゃんぞうも生まれましたが、今回はまだ見ることは出来ないことを伝えると残念そうではありましたが、「もう少し体が強くなったら見れるんよね?」「今はまだお母さんと離れたくないんかな?」と赤ちゃんぞうの気持ちを考えながら話す姿に、ほんの数年前まで、お友達も赤ちゃんだったのになと思い不思議な気持ちでした。
動物園につくと、目の前に広がる景色を見て、子どもさん達もドキドキ、ワクワク、楽しみだな!!と、とても輝いていました。普段は見られない動物を間近で見られるということもあり、「見て!ワニが口を開けとるよ!このギザギザの歯で、ワニはお肉を食べるんよね!」「鳥の足は、枝につかまるためにあんな足をしとんかな?」「キリンの模様は同じようで一つ一つが違うね!」など、一人ひとりが興味や関心を持って観察することができていました。また、動物の疑問に思うことを、飼育員さんに聞いてみようと、近くの飼育員さんに「どうして鳥の目は小さいんですか?」と質問をしてみると、「その動物の体にあった大きさだから小さいわけではないんだけど、鳥はみんなの目よりとってもよく見える目を持っているんだよ。」と教えてもらいました。実際に聞いてみることで(質問)、子どもさん達も「そうなんだ!」「鳥ってすごいんだね!」と幼稚園に帰ってからも強く印象に残っていました。
お昼になると、園内の木陰の所でお弁当を食べました。
シートを広げると、ここにも小さな生き物がいました。
ありです!お友達は「わぁ~ありがたくさん寄ってきよる。」「怖いよ~。」というお友達もいましたが、「アリさんもお散歩しよんかな?」「近くに巣があるんかな?」と身近な生き物にも目を向け、観察するお友達もいました。また、前日に動物を比べてみた絵本を読んでいたので、動物の角にはまっすぐな角もあれば、ねじれた角もあったり、短い角もあることや、草食動物は顔が長く、肉食動物は顔が丸いなどを見ていたので、実際の動物の角や顔の長さなどを見ることが出来、「あ、見てみて絵本でみたねじれた角と曲がってる角がある!」と実際に間近に見て友達同士で教えあったり学びあったり感動したり、体験をしていました。
たくさん汗もかき、どの子どもさんもまるでシャワーをあびたのかな?と思うほど・・・(笑)途中途中でとる水分も「ぷは~おいしいね、生き返る!」と体も潤しながら園内を回りました。
幼稚園に帰ってくると、さっそく絵本を見て確かめるお友達や、動物図鑑をひろげて、「この動物おったけど、これはおらんかったよね~」とお友達と学びあっていました。その場に行って、楽しかった!で終わるのではなく、「なんでぞうの鼻はあんなに長いのかな?」「どうしてマンドリルのオスは鼻が赤いのかな?」と興味を持ち、好奇心旺盛に話していました。子どもさんの純粋な探究心に心豊かな感受性を抱きながら、また一緒に不思議な発見、新たな発見を見つけ、感じるように努めていきます。