清々しい秋晴れの日が続き、赤とんぼも群れをなして飛んでいます。いよいよ待ちに待った運動会が近づいてきましたね。子どもさん達は、毎日、楽しみながら競技やリズムの練習に励んでおります。学年が上がるにつれ、各々が目標を掲げ、努力する真剣な表情・・・。出来るようになった時の喜びの表情・・・。又、お友達と協力する姿、悔し涙を流す姿・・・。私達保育者も、子どもさん達と一緒に歓喜し、共感し、成長発達を見守っています。
また、種目を発表するだけでなく、子どもさん達は、自分達の発表するステージ作りもしています。「石があったら、転んだとき痛いよね。」「草を抜いてキレイにしてお家の人を呼びたいね。」毎日進んで、石拾いや草抜きをする子どもさん達。「10個も拾ったよー!」と年少さん。「僕は100個も拾ったんよ。」と年長さん。このような異年齢での、面白い会話も聞こえ、石拾いも数遊びとして貴重な学習になっています。
石ころは、運動会にはとても厄介で邪魔者かも知れません。今は、バケツの中で次の出番まで静かに待っています。次なる出番は!!11月17日日曜日の作品展の子どもさんの作品や製作を輝かせる役目で貴重な教育資源であります。(リサイクル教材です。)このように、徳育教育という営みには多面的で私たちにとりましてはりっぱな教材として使います。昔から『みんなが人のために人がみんなのために』という気持ちで石ころを拾っている。大事なことです。これこそが徳育調和波動教育です。
自分達が主役の発表する場、自分達で作り上げたステージ。当日、フィールド内に第一歩を踏み入れるのは、主役である子どもさん達であって欲しいと思います。
子どもさんは、私達大人や小学生のお兄さんお姉さんを観て、真似(模倣)して成長していきます。しかし、それが悪いこと(食べ歩きや、危ない場所に登ったり。)であっても真似をしてしまうかもしれません。そんな時は、周りにいる大人がみんなで注意を促しましょう。そして、自分のマナーも振り返ってみてください。大人ができていないことを子どもさんには注意できませんものね。ルールを守って、子どもさん達が一番輝く素晴らしい運動会をみんなで作り上げていきたいですね。
入園、進級からはや7ヶ月が経ちました。当日は、一人ひとりの子どもさんが成長していることに涙を流して喜んでいただけることと思います。自分のお子さんだけでなく、「あぁ、こんなに小さい頃もあったなぁ。」「大きくなったらこんなことができるんだなぁ。」と、他のホームさんの発表にも目を向け、子どもさん一人ひとりが競技に集中できるようにご協力よろしくお願い致します。
徳育学園くたに幼稚園 園長西田昌幸 教員一同