新聞を読んでいたら、こどもコンサルタントの原坂一郎さんに寄せられた相談コーナーが目に止まりました。
『6歳の壁』は本当?
Q ママ友の間で「6歳の壁」が話題になっています。子供の感覚が敏感なうちに手先や体を使わせれば、動作が器用になったり運動能力が高まったりするそうです。私の娘は6歳までにあと半年しかありません。歌が下手なのを何とかしてやりたいのですが、間に合うでしょうか。
A 「6歳の壁」という言葉は聞いたことがありませんでした。なるほど、そういう意味なのですね。でも「子供が小さなうちから手先や体をたくさん動かしていたら、様々な身体能力が高まる」というのは、昔から言われていたことです。「6歳の壁」も、その数字は単なる目安で、要するに「子供時代にしっかり体を動かし、何でも経験させてやりましょう」と言っているのだと思いますよ。
私達は、具体的な数字に動かされやすく、例えばテレフォンショッピングでも、「先着○名様」「放送後△分までに」と言われたら、少し心が動きます。最初に「6歳の壁」という言葉を提唱した人も、「子供が小さなうちに」と言うより、「6歳までに」と具体的に言う方が聞く耳を持ってもらえると思ったのかもしれません(あなたがそうであるように)。
6歳といえば、小学校に上がる年齢です。この時期はさまざまな壁がやってきます。例えば、子供が1年生になり、急に預けるところがなくなる共働き家庭の問題は「小1の壁」と言われています。「未就学児お断り」のコンサートは、家族で音楽を楽しみたい家庭にとってはまさに「6歳の壁」です。無料だった公共の乗り物が有料になるもの6歳です。
「6歳は一つの節目となる年齢」くらいに思い、今からでもお子さんには、指先や体を動かすことは少しでも多く経験させてほしいと思います。今から何かを習いに行くのもOK。決して遅くはありません。歌のことを心配されているようですが、私の経験から言うと、歌が下手なのは親譲りであることも多いので、一度、親子でカラオケにでも行き、まずはご夫婦の歌唱力を確認してみてはいかがでしょうか。
~原坂一郎の子育て相談より~
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「6歳の壁」私も初めて聞きましたが、こどもコンサルタントという職業もあるのですね。興味深い記事でした。