2023/6/19
自然や生き物から学ぶこと!(^^)!
今年もお友達がツマグロヒョウモンやアゲハの幼虫を連れてきてくれ、みんなで観察をしました!
はらぺこあおむしのお話のように卵から産まれた幼虫はたくさんのエサを食べて太っちょになります!絵本や図鑑を読んでチョウの種類によって食べ物が違う事も分かりました!
ツマグロヒョウモンはスミレ科の植物(パンジーやビオラ)、アゲハは檸檬やみかんの葉、キアゲハはにんじんやパセリの葉、ヤマトシジミはかたばみ、モンシロチョウはキャベツ・・・実際に観察する事でエサを食べる様子や、フンをする様子・・・虫かごの上の方にのぼっていくと「先生、もうすぐさなぎになりそうです」と生長の過程が分かるようになりました!
さなぎを破り出てきたときには、みんな大喜びです!その度にオスかなメスかなと観察をし、「バイバーイ」「元気でね」と逃がしてあげます!チョウって人懐っこいのでしょうか・・・大空に飛び立ったかと思うとみんなの方にまた戻ってくることがあります。まるでみんなに「ありがとう」と言いに来ているようです。
ある日、さなぎから出てきたアゲハ・・・いつものように羽を乾かしますが、羽が丸まったり破れたりしています。ついに虫かごの下へ落ちてしまいました。この子はもう飛ぶことは難しいだろう・・・と思いました。だから、子どもさん達が帰った後にこっそりお花の近くに逃がしてあげようと思いました。だけど、その日の夕方逃がそうとすると一所懸命に羽を動かして飛ぼうとしています!私一人でお別れすることはできず、その日は連れて帰り、翌日子どもさんにお話をしてみました。いつものように羽をうまく乾かせなかったのかな、出てくるときに引っかかったのかな?・・・子どもさん達はチョウを見て「かわいそう」と顔をしかめていました。「動物病院に連れて行ってあげたい」「羽をセロハンテープで貼って治してあげよう」と提案してくれますが今回は木のところに逃がしてあげることにしました。雨が降っていたので「先生、濡れない所に逃がしてあげて」「鳥に見つからないところがいいよ」と・・・木の上の葉の陰に逃がしました。翌日見に行くといなくなっていたので飛んでいったのだろうと信じることにしました。
時に子どもさんにとっては残酷だな・・・と感じることも体験させることで生まれる感情もあるのかなと思いました。
自然界のことなので、うまく生長できなかったり、天敵に狙われたりすることもありますが、子どもさん達が生き物の小さな生命と継続的に接する事で生き物の成長過程を知ったり小さな生命の大切さに気付き寄り添おうとする心を育む経験になりました!
鶴原