えひめこどもの城 園長 清水 透
今月20日朝、園長先生より、「ぜひ子どもたちのふるさと展を見に来てください」とのご連絡をいただき、早速に園に赴きました。
丁度、子どもたちはおいも掘りに出発直前で嬉々としていました。
後発の年少組さんたちは、いつものように一列に並んで先生と一緒に元気いっぱいの声で、親しみのある表情で私にごあいさつをしていただき大変嬉しく、また徳育教育の育みに包まれた至福の朝のひとときでした。
その後、主任の先生に「ふるさとえひめ展」へご案内いただきました。会場に入るや否や子どもたちの思いのいっぱい詰まった作品の数々に、まず圧倒!!「これはスゴイ」と。きっと子どもさんたちも保護者の皆様も同じように感激されたことでしょう。
これは、日常の豊かな見聞や遊びの体験の貯め込みや感性の豊かさにあるものと信じます。改めて遊びや仲間意識の共有と、いざというときの園全体のモチベーションの高まりにあるものと実感いたしました。
と同時に、そんな子どもたちのポテンシャルを引き出され、目・手・心を一体化した創造力(自分の思いを形や色、質感等の工夫)や納得するまでやり通す根気力を育まれました先生方の支援力には感服いたしました。
特に、年長・中・小さんたちの発達段階に応じた大胆な共同制作に見る松山城やこどもの城は圧巻、エネルギーを感じました。親しみのある坊ちゃんやマドンナは、園児の皆さんが大きくなった時に、きっと当時を懐かしく思い出され、誇れるふるさと意識にホッとできる貴重な体験となったことでしょう。また、生き物の好きな子どもたちが作った動物や虫さんたちには、一人ひとりの個性や思いが、体や細やかな手足の動き、さらには表情にまで心が注がれ、何よりも大切な感性の豊かな育みに感じ入りました。年少さんたちの郷土のお菓子づくりも良かったですね。「できたよ」と完成時に微笑む姿が目に浮かぶようです。
さらに特筆すべきは、毎年実施されている作品展が子どもさんたちの意気込みや育ちの糧となり伝統の力のようなすばらしさを感じさせていただきました。
今後とも、子どもさんたちの成長と貴園のさらなる発展をご祈念申し上げお礼のことばといたします。お招きいただきましてありがとうございました。私自身も感性への栄養をいただいたようで、創造への意欲を掻き立てられました。
最後になりましたが、今後ともご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。