すばらしい秋晴れの下、くたに幼稚園の運動会が盛大に行われました。プログラムも盛りだくさん用意し、会場の方々全員が参加・参画・参観できる様に配慮しました。
特に今年度4月に入園以来、『見せる保育』とか『見せる運動会』ではなく「子ども中心の教育」「子ども本位の教育」ということに主眼を置いて頑張ってきました。教育者中心のカリキュラムではなく、「子ども主体」の保育カリキュラムが大変重要なカギになります。「子ども主体」という言葉も文字も分かりますが、意味を間違えますと、大変な間違いになります。そこで詳しく申し上げます。
私たちは「自由、自由」とか「自由にのびのび」などをよく口ずさみます。
大変なじみやすいですし、また、耳当たりも心当たりも非常に安らかで心地よいものですね。実は、「自由」には種類があり、教育で言う「自由」とは「責任ある自由」であります。それでは、「責任のない自由」とは、放任ということになります。
昔から「三つ子の魂百まで」と言われてます通り、幼少の最も重要な時期に親や教育者(私たち成熟した大人)の知性や教養はもとより成熟した大人!人間的資質の向上心を常に培養することこそが最も重要な教育力といえましょう!
カントは乳幼児期にしつけ教育を受けずに育った人間は一生不幸である!と言っています。また、子どもに成ってほしい(育ってほしい)と要求しているあなたがその人物像になりなさい!とも述べています。
幼稚園で何を教えるか
1.ひろい心、健やかな身体、ふたたかな創造力
2.自由、自立と公共の精神
3.世界の中の日本人
大人を一人前とするなら
幼児は20年間の養育期間を必要とします。
「子ども本位」の保育をするためには私たち大人(親・教育者)の正しい意味の理解が必要です。子どもは一人ひとり発達段階や速度が異なります。特に、知的発達、道徳的発達、宗教的情操教育などです。
オープン教育では3つのことが育ちます。
1.自分でやる意欲。自分の意志
2.責任感・自主性
3.適性 その人に合った仕事・職業
「刺激と反応と変容」という教育の営みを、より幅広く効果的に学習するために、くたに幼稚園では一年間の教育計画を立てています。今年度4月から9月までの意志力、豊かな表現能力、全体に調和する個人などの心理面や体力・感性などの発表であります運動会というイベントを体験して、また、たくましく成長されました。子どもさん達の成長・発達に負けない様に私たち大人も日々学習して共に成長したいものです。
21世紀の明日の国家社会を担う「くたにっ子」のために私もより学習して頑張る所存です。子どもさん達「運動会」大変お疲れさまでした。子どもさん達のすばらしい演技を観て、たくましく!また、頼もしく!思えたのは私だけでしょうか。お友達、すばらしい夢と感動をどうもありがとう。
園長 西田昌幸