2023/3/7
嬉しかったこと♡(たんぽぽホーム)
「先生、梅のお花と椿のお花を持ってきました(*^_^*)」と登園の時に嬉しそうに見せてくれました。先にお部屋に行った子どもさん達は、お花をお水に活けようと試行錯誤したそうです。リサイクル品の中からヤクルトの容器を持ち出しますが活けると倒れてしまう・・・少し大きめの容器を見つけますが、また倒れてしまう・・・だけど水を入れたら安定感が出て活けることができた!そしてここならみんなが見えるだろうというところに飾る!私がホームに戻ると、「まぁ、なんて素敵なお花なの!お花があるとお部屋も心も明るくなりますね!(^^)!」と喜ぶ!その様子を見て子どもさんも喜ぶ!(誰かを喜ばせたい、そのためには何ができるのかということを考えるようになっていると思います。)
その日の夕方、お友達がお顔が見えないくらいたくさんの菜の花を抱えて、幼稚園にやって来ました!「先生が喜ぶと思って!」と・・・( *´艸`)お花もきれいで美しいけれど、誰かを喜ばせたいという子どもさんの心に感動します。早速活けて、玄関や他のホームにもおすそ分けしました。
次の日、みんな「菜の花だ!きれい!」とお部屋の変化に気がつきます。最近はお水替えも促していません。自分で気づくお友達が増えたからです。植木鉢にはカラーの花、プランターにはチューリップ・・・ただ水をあげるだけではいけない、やりすぎたら人間と同じでお腹が痛くなってしまうかもしれない、土が乾いた時にお水をやるのだと・・・ずーっと前にお話したことを覚えているお友達が、誰からともなく土の状態を見てお水をやってくれます。お陰でカラーもこんなに青々と成長しました。そして、同じ時期に植えたカラーでもお世話をしない、誰からも気づかれないカラーはこのようになるのだと・・・比較しました。「かわいそう」と涙が出そうになる子どもさんもいました。植物にも生き物にも生命(いのち)があるのだと・・・植物や生き物の声は人間には分からないかもしれないけれど、こうやって比較すると植物の心が伝わってくるようで心が痛くなりました。このカラーもみんなで育てることに決めました。
子どもさん達は、野の花にも小さないのちにも美しい、かわいいと感じる心が芽生え、それを一所懸命世話をするようになりました。美しい物を美しいと感じる心、それは相手の気持ちを考え、優しさや思いやりの気持ちに繋がる一歩だと思います。
鶴原